みなさまこんにちは、おケイです!
楽しみにしていた旅行で泊まった旅館、ホテルは堪能できましたか?
チェックアウトの際、フロントでルームキーの返却を求められたと思います。
特に旅館では「あ!お部屋に置いてきちゃった」なんてこともありますね。
今回はその【ルームキー】についてのお話です。
ルームキーの取扱は厳重に
ルームキーは戸締りはもちろん、部屋番号が明記され、金庫の鍵が付いていることもあります。
お部屋を出入りする度に、オートロックで廊下に締め出されやしないかと
何度もポケットやポーチを確認するのはもはやお約束ですね。
部屋には自分の荷物、貴重品はお土産など個人的なものがたくさんありますから、
旅館では大浴場やお食事などで部屋を離れる場面でもしっかり鍵の所在を確認し、気を張っている方も多いでしょう。
無事に就寝し、翌朝の荷造り、朝食に出発の準備、忘れ物のチェック……。
あとはチェックアウトだけ!とホッとするこの時に、とても大事なことがあるのです。
ルームキーを持ち帰ってしまったらどうなる?
温泉旅館を例にお話ししましょう。
大抵の旅館では、ルームキーが1部屋につき2つ配布されます。
お友達や家族など数名でひとつのお部屋に泊まった場合には、主には決まった誰かが
鍵を管理することになりますが、お風呂のタイミングなどで貸し借りも起こりますね。
チェックアウトの際、「ルームキーは誰かが持っているだろう」と考えて気に留めない。
係員の方が見つけてくれるだろうと思い、部屋に置いたままにする。
など、鍵の所在がぼんやりすることが多々あるのです。
さらにはルームキーを持っている人が、返却のためカバンの外ポケットに入れたまま
旅館を出発してしまった場合、どのようなことが起きるでしょうか。
損害賠償を請求される恐れがある
ルームキーは宿泊者が宿泊施設側からお借りして管理しているものです。
万が一、宿泊者ルームキー鍵を持ち帰ってしまった場合、以下のような費用・損害賠償が発生することがあります。
- 新しいルームキーの発行費用
- セキュリティ上の問題から、ルームキーを交換する費用
- 部屋を稼働できず売上を損失させたことによる賠償
①新しいルームキーの発行費用
ルームキーを持ち帰ることで発生する損害としては、新しいキーの発行費用が挙げられます。
宿泊施設側は、紛失・盗難に備えて予備のキーを持っていますが、
予備のキーでは新たなお客様にお貸しすることはできません。
本来準備していたルームキーがなくなってしまった場合は、新たにキーを発行する必要があります。
そのため、ルームキーを持ち帰った宿泊者には、発行費用の支払いを求めることができます。
②セキュリティ上の問題から、ルームキー設備を交換する費用
ルームキーを持ち帰り紛失した場合、宿泊施設はセキュリティ上の問題を抱えることになります。
宿泊をしていない部外者が宿泊施設の部屋へアクセス可能となるからです。
キー設備の交換が必要になった場合、その費用を宿泊者に請求することもできます。
③部屋を稼働できず売上を損失させたことによる賠償
ルームキーが紛失または持ち去られている場合、その部屋は使用できず、他のお客様に提供することができません。
キーの設備を交換している間の時間も同様です。
これにより、ホテルや旅館はその部屋の稼働に失敗することになり、売上の損失が発生します。
宿泊施設側からすると、ルームキーが返却され稼働できていれば
得ることができた売上が無くなるわけですから、賠償請求されることとなるのです。
もし、返却忘れに気づいたら
宿泊施設を出発してからルームキーの返却忘れに気付いた場合、すぐに宿泊施設に申し出てください。
出発してからすぐ気づき、引き返すことができる距離と判断したならば引き返してでも宿泊施設に返却しましょう。
もし時間が経ってしまっていて引き返すことができない場所であれば、
宿泊施設に指示を仰ぎ、とにかく早急に宿泊施設へルームキーを返却しましょう。
早く返せば返すほど賠償を負う恐れ・賠償額は小さくなります。
ルームキーを郵送で返却する場合の裏技【追記】
ルームキーを持って帰ってしまったからと言って、すぐに損害賠償が発生するわけではありません。
各宿泊施設の方針にもよりますが、猶予を持ってくれるところもあります。
宿に連絡を入れ、引き返すことができないため後日郵送にて返す話がついたとしましょう。
くりかえしますが、ルームキーは早く返せば返すほど良いです。
2泊や3泊の旅行で、1泊目から鍵を持って帰ってきてしまった場合、旅行が終わってから
鍵を包装して発送していては返すまでに数日の時間が経ってしまいます。
そんな時は、コンビニを活用しましょう。
ルームキーをコンビニから発送する
コンビニはあらゆるところに存在していますので、見つけるのは難しくないと思います。
現在、コンビニにはフリマアプリ用の梱包資材が置いてありますよね。
旅行中にこの梱包資材を活用し、コンビニから発送してしまうのです。
注意するのは、「いちばん早い手段を使う」こと。
利用するときは「宅急便コンパクト」を選択し、
一番早い到着日を選びましょう。追跡番号も付与され状況も把握できます。
ルームキーを郵便局から発送する
コンビニよりは見つけにくいとは思いますが、運よく郵便局があった時も
早く対処できる方法です。
郵便局のサービスである「レターパック」は一定料金で毎日配送してくれるサービスです。
レターパックには「レターパックライト」と「レターパックプラス」があるのですが
大切なのは「レターパックプラス」を選ぶこと。
レターパックプラスは対面配送でなおかつ追跡が可能です。
レターパックの封筒を郵便局の窓口で購入し、中に入れて発送するだけです。
ルームキーを発送したら行うとよいこと
発送が終わったら、宿泊施設にはその旨を伝えておきましょう。
どのサービスを使って発送したのか、到着日時、追跡番号を伝えておくこと。
受け取り側にも情報を共有しておくことで、事故を減らすこともできますし
宿泊施設のほうでも状況を把握できます。
荷物が到着したかどうかも手元で確認することが可能です。
ルームキーは重要な設備
ルームキーは滞在中、自分の部屋に入れる特別な設備です。
料金を払い、自分だけが占有している部屋のものであることから自分のものと感じてしまうこともあるかもしれません。
ホテルなどでは薄いカード型で部屋番号も書いていないものもあります。
その為、忘れないようにと部屋番号を書き込んだり、
滞在の思い出として持ち帰ったりしたくなることもあるでしょう。
薄くて小さいものであれば”持ち出してしまっていても大したことないだろう”と
思ってしまうかもしれませんが、ルームキーは見た目よりも重要な設備となっているのです。
大切な旅行で損害賠償が発生した、時間を無駄にしたというような
悲しい事態を避けるために、しっかり確認して翌日の日程に出発しましょう!