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観光地に忘れ物!?スマートな対処と対策

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寒くなってまいりましたが、皆様旅行を楽しんでいらっしゃいますか?

旅行中は初めての場所に訪れ、細かいグッズやお土産などを手に持っていることもあり

思わぬところで忘れ物をすることがあります。

もし、通過してきた場所に忘れ物をしてきてしまったら?

そんな時の対処法、そして忘れ物を減らすための対策をご紹介いたします。

旅行中に忘れやすいものとは

普段の仕事中や添乗中に問い合わせが多いものは以下の4つです。

  • スマホ
  • 財布
  • 帽子や傘などの小物
  • お土産

お会計の時にカウンターに置く、鞄の中の整理をするときに外に出すなど

ちょっとそこに置いたまま、忘れてしまうことが多いものです。

またの普段利用しない場所のためうっかり置いてきてしまう場合もあります。

SAのトイレ、交通機関、ツアーバスの座席、旅館の金庫・クローゼット、食事場所などです。

旅行中に「あ!財布がない!」と気づいたときには血の気が引きますよね。

次項からは旅行形態別に対処法を紹介いたしましょう。

忘れ物に気づいたときの対処方法

個人旅行の場合

個人旅行の場合は時間やルートに縛りがないため、可能な場合は引き返して取りに戻るのがいちばんでしょう。

もし次の予定の時間が決まっているなど戻れない場合は、忘れた場所に電話を入れておきます。

サービスエリアなどの滞在中に気づき、取りに戻った時既に見当たらない場合は受付に問い合わせることになります。

団体旅行の場合

行程の時間が決まっており、1台のバスで進行していってしまう団体旅行の場合は

引き返すことができません。

添乗員のいるツアーの場合は、まずは添乗員に相談しましょう。

行程に含まれている施設の連絡先や食事場所などを添乗員は把握しています。

添乗員のいない場合は、自分で施設に電話をすることになります。

また、旅行終了後にバスに忘れ物をした可能性が高い場合は、

ツアーを募集していた旅行会社へ連絡を入れましょう。

旅行中の観光地に忘れ物をしないために

旅行中に忘れ物をしてしまってからの対処も大事ですが、引き返す時間や

心の負担を考えると、「忘れ物をしない」ために予防策を打つことが大切です。

旅行中に忘れ物をしそうなタイミングでは以下のことに気を付けましょう。

席を立つときは必ず振り返る

交通機関、ツアーバス、食事をしたときの椅子、アトラクションの席の上など、

その場を離れるときには必ず一度振り返り、置き忘れているもの、落ちているものなどが

ないかを確認しましょう。

スマホで撮った写真に夢中になり、椅子の背もたれにひっかけてある傘やお土産、

隣の椅子に置いた帽子やストールなどの小物などが残っているかもしれません。

男性であれば、後ろのポケットに差し込んでいるスマホや財布が

抜け落ちることがあります。

添乗中にまさにこういったことが起きました。

到着空港にてターンテーブルから荷物を取り上げ、ゲートを出てしまった後に

お客様から「財布がない」とご申告を受けました。

荷物を取ってから荷物受け取り所から出てしまうと、もう後戻りすることはできません。

さらに、お客様ご自身が座っておられた席を示す搭乗券は捨ててしまったとのこと。

係員に連絡を取り、担当団体の座っている範囲を捜索してもらい発見できたので

それ以上大事には至らずでしたが内心、その後の行程の時間のことなど

あらゆることが脳内を駆け巡っておりました。

少しの時間であっても腰を落ち着けた場所では、一旦振り返り注意をしましょう。

定期的に荷物を確認する

旅行中は見たことのない新しい景色、知らない食べ物や興味を持ったものに

夢中になりますよね。

慣れない場所で小物をたくさん持ちながら、写真を撮ったり支払いをしたりと

落とし物・置き忘れをしそうな場面が増えます。

手荷物をよく触ったり、お土産の整理をしたりしたときはもちろん、

もし鞄から何かを取り出したりしていなかったとしても、その場を出発するときには

財布・スマホなど大切なものががきちんとあるか、実際に触れて確認しましょう。

海外旅行でもよくございますが、大して荷物に中身を触っていなくてもパスポートが

見当たらない、といったことが起きます。

それは意識をしていなくても何かのタイミングで外に出したか、誰かに抜き取られたなど

いろいろな要因があるのですが、毎回触れて確認することによって

旅行の行程のどの段階までは「確かにあった」という自覚と自信を持つことができます。

また、前の段落でも触れましたが席に落とし物をしてきたとしていても、その場を

離れてしまう前に気づいて対処することも可能になります。

旅行に貴重なものを多く持って行かない

旅行は普段よりも注意を払わねばならない事柄や荷物が増えます。

そのため、注意力が散漫になりつい「あれがどこにいったか分からない」

ということが起きがちです。

万が一失ってしまったものがとても高価なものであった場合、気持ちの落ち込みも大きくなりますよね。

究極的になりますが、旅行には「高価なもの・大切なものを持っていかない」がいちばん安全です。

無くして困るものは持って行かないほうが無難です。

また、パッと見で高価そうなものは、盗まれる危険も増します。

とはいえ、思い出に残る写真や動画には、おしゃれな恰好で残りたいもの。

ある程度のバランスを保ち、また荷物からは目を離さないなど

注意して過ごしましょう。

自分の持ち物には目印をつける

自分のスマートフォンや財布にはデザインがあり、それほど他人と被ることは

少ないといえます。

ですが、不特定多数の参加者と乗っているバスツアーでしたらどうでしょう。

同じ施設に立ち寄り、お土産を買うタイミングも同じなことが多く、

下手をすればお店の紙袋すら同じものになります。

無造作に頭上の荷物置きに載せておき、持って帰るのを忘れたり

棚の上やバスのトランクに入れておいたため取り違えは本当によく起こります。

また、紙袋は上部が開いているため、バスのブレーキの具合で

中から買ったものが滑り出し、頭上の棚の上にあるために目に入らず

そのままバスに置いて行ってしまうことも起きます。

また、棚に載せるときは口を結ぶなどしてしっかりと守りましょう。

わたしが添乗のときは、紙の荷物タグやマジックを持参しました。

皆様が同じ紙袋をバスのトランクへしまう際には、袋にお名前を書いてもらったり

タグをお勧めしたりして対策を行ったことがあります。

旅行中の忘れ物を問い合わせるときに大切なこと

忘れ物に気づき、サービスエリアの受付や旅館などに問い合わせる場合、

以下のことを念頭において問い合わせをしましょう。

  1. 忘れた物品
  2. 詳しい日時・場所(座席・部屋番号等)
  3. 忘れたものの特徴(色・形・付属品など)
  4. 見つかったらどうするか(送ってもらう・取りに行くなど)

です。場所などはもちろんですが、忘れ物を探してもらう上で

特に重要なのは特徴をできるだけ細かく伝えることです。

探す方の気持ちとしては、確かにそれらしき忘れ物はあるけれども

連絡をくれている人のものだとある程度の確証を得たいというもの。

極端な話ですが持ち主であれば傷の位置や、ストラップの細かい特徴などを

知っていても不思議ではありません。

観光地での忘れ物に気づいたらすぐに対処を

せっかくの楽しい旅行中に、自分の持ち物がない!と気づいた瞬間は

血の気が引くようにヒヤッとしますよね。

簡単に戻れない場所だと分かった時にはどうしよう……と途方に暮れてしまう

こともあるでしょう。

しかしながら、諦めずに早めに連絡をしてみてください。

宿泊施設での忘れ物は、保管期限が設けられていることもあります。

親切な旅館の場合はどの部屋にどのお客様が泊まっていたかを把握しているので

連絡を入れてくれることもありますが、そうでないところももちろんあります。

早ければ早いほど、見つかる確率は高くなるでしょう。

また、旅行出発前には万が一の場合の連絡先や、予備のお金を財布とは別の場所に忍ばせる

などの工夫も考えられるでしょう。

そして旅行中もなるべく忘れ物をしないように対策をすることも大切です。

知らない土地へ遊びに行く旅行は気分もよくなり、注意力が散漫になりがちですが

自分の荷物の管理は自己責任です。

旅行という大切な楽しい時間を過ごすために、ポイントを押さえて注意をはらい、

一期一会の機会を満喫しましょうね!

ABOUT ME
おケイ
旅行会社勤務歴10年以上継続中。国家資格である国内・総合旅行取扱管理者、総合添乗員、トラベルコーディネーターの資格を保有しております。 日々旅行の相談を受け、時にはコースを作り、時には添乗員として出かけることもあります。 皆さまの旅行を向上させるをモットーに、旅行のクオリティがぎゅんぎゅん上がる! いつもの上行く、思い出に残る旅行のアイディアをご提案してゆきます。